書籍_s10072202画像 自閉症支援の最前線  さまざまなアプローチ
著者: 武藏博文、渡部匡隆、坂井 聡、服巻 繁
編著: 井上雅彦、梅永雄二
価格: 1,620円
発売日: 2010年07月28日
内容:
「まえがき」より

 自閉症支援に関しては、さまざまなアプローチがありますが、「どう教えるか」についてはある程度、共通部分ができあがっていると思います。

  たとえば、できるだけ気になる刺激を取り除いた環境に構造化する、視覚的な手かがりを効果的に使う、スモールステップで教える、困難な時の具体的支援やフィードバックを系統的に用意しておく、成功に導いてほめるなどです。

  つまり、それらは教授手続きのベースとして応用行動分析(ABA)のテクノロジーを使用することなのですが、依然として難しいのは、「何を教えるのか」について、自閉症支援の専門家と言われている人たちがどれだけ共通理解をしているかという点です。

  そして、そこにはまださまざまな課題があると思います。
 
 本書の基本的な構成は2009年の日本特殊教育学会で著者らが行ったシンポジウムの内容を下敷きに加筆したものです。

  武藏博文先生には学校で使用できる支援ツールを用いた指導を、渡部匡隆先生には学校での社会的スキル指導について執筆いただいています。

  これらはわが国の学校教育の中でのエビデンスに基づく実践メニューであるといえるでしょう。

  今後これらの支援メニューが学校教育での自閉症支援のスタンダードに留まらず、梅永雄二先生からも本書で紹介されているTEACCHの支援システムのように、地域での支援システムへと発展していくことが期待されます。

  最近、教育現場に取り入れられている補助代替コミュニケーション指導については、その最前線の研究者・実践家であるお二人の先生にお願いしました

  坂井聡先生にはVOCAを服巻繁先生にはPECSを中心とした補助代替コミュニケーションの指導について理論と実践についてわかりやすく解説していただいています。

  本書が自閉症の支援者の共通理解を促す指針となることを願っています。

井上雅彦
目次:
第1章 自閉症支援の共通理解のために
鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座 井上雅彦

〈1〉何が問題なのか
〈2〉応用行動分析学をベースにしたアプローチ

第2章 自閉症者への最新アプローチ

〈1〉自立を高める支援ツールの活用
香川大学教育学部 武藏博文

〈2〉サバイバルスキルからのアプローチー社会的スキルを中心としてー
横浜国立大学教育人間科学部 渡部匡隆

〈ルポ〉
TEACCHプログラムとの連携によるノースカロライナの自閉症児教育
宇都宮大学教育学部 梅永雄二

〈3〉AACを活用したコミュニケーション指導
香川大学教育学部 坂井 聡

〈4〉PECSによる自閉症児への支援
ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン株式会社 服巻 繁

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