書籍_s17022203画像 福祉にとっての歴史  歴史にとっての福祉
人物で見る福祉の思想
編: 細井勇、小笠原慶彰、今井小の実、蜂谷俊隆
価格: 6,480円
発売日: 2017年02月20日
内容:
  福祉は、慈善・救済から社会事業の時期を経て、人間と生活に寄り添いながら、その時代時代の問題点を解決してきた。

  しかしここにきて貧困や排除などが、再びクローズアップされ、歴史的な視点が必要とされてきている。

  歴史を知るということは「未来につながる力」を見出すことでもある。

  本書では近代の発展という光の影で人を支える実践を地道に行ってきた人物や取り組みにスポットをあて、福祉に生きた人々による近代史を描き出す。

[ここがポイント]

◎ 社会福祉思想史の研究者たちによる、人物を通してみる日本近代史

◎ 人物とそのとりくみにスポットライトをあてる
目次:
はしがき

第1章 石井十次とアメリカン・ボード──宣教師ペティーから見た岡山孤児院(細井 勇)
 1 石井十次とアメリカン・ボードの出会い
 2 これまでの石井十次と岡山孤児院の研究について
 3 『ミッショナリー・ヘラルド』から読み解く創立時期の岡山孤児院
 4 ペティーは石井十次をいかに紹介しようとしたか

第2章 小橋勝之助と私立愛隣夜学校の創立──博愛社をめぐる人々(片岡優子)
 1 明治期における「夜学校」とは
 2 小橋勝之助が目指した博愛社の構想
 3 私立愛隣夜学校の設立への地道な努力

第3章 田中太郎の感化教育論──「人道の闘士」の思想的基盤(倉持史朗)
 1 渋澤栄一との出会いまで
 2 『犯罪救治論』に見る感化教育論
 3 東京市養育院感化部と『泰西社会事業視察記』
 4 その後の田中太郎──養育院との関わりで

第4章 園部マキの生涯と事業──信愛保育園(徳*川早知子)
 1 出生から同志社女学校卒業まで
 2 米国の看護学校での学び
 3 信愛保育園の設立と発展
 4 信愛保育園とともに

第5章 岩橋武夫と盲人社会事業──小説『動き行く墓場』からの出発(森田昭二)
 1 愛盲運動の基盤を支える出来事
 2 失明からの蘇りと盲唖学校
 3 関西学院での学びの日々
 4 「孤独のエルサレム」

第6章 村嶋歸之の生涯と思想──寛容な社会活動家の足跡(小笠原慶彰)
 1 村嶋歸之との出会い
 2 村嶋歸之の生い立ちから大学卒業まで
 3 大阪毎日新聞社記者時代
 4 大阪毎日新聞慈善団時代以降
 5 村嶋歸之への疑問と期待

第7章 奥むめおと社会事業──社会運動としての福祉実践(今井小の実)
 1 社会運動としての社会福祉の位置づけ
 2 奥むめおと女性運動
 3 普通選挙法と無産運動──政治研究会を中心に
 4 政治研究会とセツルメント
 5 戦前の歴史と「ソーシャルワークのグローバル定義」

第8章 久布白落実の性教育論とその変遷──矯風会における純潔教育・家族計画(嶺山敦子)
 1 性教育との出会い
 2 戦前における久布白落実の性教育論
 3 戦後における性教育──純潔教育から家族計画まで
 4 「性の主人になって生きてほしい」

第9章 沖縄から大阪への移住者に見られた社会主義思想とその限界──大阪における同郷集団の運動(加山 弾)
 1 沖縄がおかれた状況
 2 関西の労働市場に埋め込まれた差別構造
 3 生活改善運動と同化教育
 4 「沖縄人」と「日本人」

第10章 常盤勝憲と日本最初の盲人専用老人ホーム──慈母園の設立過程(本間律子)
 1 壷阪寺の位置づけと常盤勝憲の生い立ち
 2 慈母園における社会福祉事業の始まり
 3 厚生省との折衝
 4 出会いによって成就した慈母園の設立

第11章 糸賀一雄と木村素衛──教養の思想を中心に(蜂谷俊隆)
 1 木村素衛の教養思想とファシズム批判
 2 戦時中の糸賀の「実践」と思想
 3 糸賀の福祉実践における教養の意味

終章にかえて 福祉の近代史を研究すること──私の歩みと今後の課題への覚書(室田保夫)
 1 留岡幸助の研究
 2 山室軍平と石井十次の研究
 3 雑誌研究と施設史研究、そして思想史研究
 4 今後の研究への覚書──社会福祉思想史研究への課題

あとがき
人名索引

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