書籍_s17052508画像 精神医療の危機  その背景と新たな道
著者: 上野秀樹、増田一世
監修: 氏家憲章 
価格: 540円
発売日: 2017年04月15日
内容:
 著者の1人である氏家憲章氏は,精神科病院で45年間看護職として勤務していた.

 世界最大の「精神病床大国」日本.長く差別的な処遇におかれた精神障害のある人たち……当事者・家族の思いに応えられていない精神医療の現状に無力感を抱いた氏家氏は,現在地域で活動しながら「今こそ精神医療改革が必要」と訴える.

 精神科医の上野秀樹氏は,自身の診療経験を踏まえ,認知症高齢者が精神科病院に入院している日本の状況に警鐘を鳴らしている.

 そして,精神障害のある人の地域生活を支える立場から,増田一世氏は「暮らしの場は地域にある」「実際に地域で暮らしている当事者の姿を見て欲しい」と伝えている.

 日本の精神医療の現状を明らかにした本書が,今後の精神医療改革の展望を切り拓く一助となることを期待したい.
目次:
はじめに…氏家 憲章 

精神医療の展望を切り拓く
……………………………………… 氏家 憲章 
はじめに 
1.待ったなしの精神医療の変革 
2.精神科病院の現状 
 1)精神病床の9割は民間病院 
3.差別的扱いを受ける背景は何か 
 1)2つの役割を担う精神科病院 
 2)精神科病院には地域で暮らせる人たちが大勢いる 
 3)収容施設的側面が大きい精神科病院 
 4)精神科特例と精神科差別の背景 
 5)精神医療政策と改革ビジョンの乖離 
 6)役割分担と機能強化が必要 
 7)今日の時代に対応した精神医療政策に改革を
4.つくり過ぎた精神病床 
 1)世界最大の「精神病床大国」 
 2)大量の病床を必要とする隔離・収容政策 
 3)精神科特例と精神科差別
5.精神科病院の経営崩壊が始まる 
 1)精神科病院の経営指標 
 2)在院患者の減少が進行している背景 
 3)在院患者の減少が避けられない構造的問題 
 4)46万床の前提が崩壊 
6.今後予想される3つのケース 
 1)歴史の歯車を逆行させる2つのケース 
 2)時代に適応する精神医療政策への転換 
 3)容赦なく削減される精神科医療費 
 4)「地域移行強化病棟」新設
7.日本でも精神医療改革は可能 
 1)精神医療の改革とは何か 
 2)日本にも改革を進める条件はある 
 3)ベルギーの精神医療改革から学ぶ 
おわりに 

認知症の人こそ地域で
……………………………………… 上野 秀樹 
はじめに 
1.私の診療経験から 
2.なぜ認知症の人が精神科病院に入院するのか〜認知症の2種類の症状 
3.認知症の人の精神科入院 本人の立場から 
4.認知症の人の精神科入院 家族・介護者の立場から 
5.認知症の人の精神科入院 厚労省調査から 
6.日本の認知症施策 
7.これまでの認知症施策を再検証 
8.精神科病院の役割を強調した新オレンジプラン  
9.必要なサービスの提供を 
おわりに 

暮らしの場は地域に
待ったなしの精神医療改革
……………………………………… 増田 一世 
はじめに 
1.精神医療改革への期待 
 1)病棟の中から声を上げよう 
 2)地域で生きる人の生活ぶりを知ろう 
 3)家族にさまざまなことを委ねない 
 4)意思決定できる人として向き合おう 
 5)人権感覚を研ぎ澄まそう
2.精神医療改革のために行うこと 
 1)風通しのよい精神科病棟にすること 
 2)多様な暮らしの場を創り出すこと 
 3)専門性の高い精神医療を実現 
 4)実態調査 
 5)空いた病棟の使い方
おわりに 

おわりに…増田 一世

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