書籍_s17052612画像 自閉症スペクトラム  家族が語るわが子の成長と生きづらさ  診断と支援にどう向き合うか
著者: 服部陵子
価格: 2,160円
発売日: 2017年06月01日
内容:
  高機能な自閉症スペクトラム障害であるがゆえに、長年診断をうける機会がないままに青年・成人期を迎え、後遺症に苦労している人たちとその家族。

  また早期に診断を受けたものの適切な支援が受けられず、学齢期を通して苦労や悩みが続いた人たち。

  家族が語る具体的なライフヒストリーを元に、それらの家族は診断と支援にどう向き合ってきたか、また、どうあるべきかを、長期にわたり当事者と家族に向き合ってきた精神科医が解説する。
目次:
はじめに

第I章 わが子の生育史―診断や支援の遅れ、養育困難はどのように起きたか?
1 子どもたちはどのように育ったか
事例1 幼少期からこの子はどこかが違う、気持ちが通じないと悩みました。
事例2 盗みがきっかけで診断を受けました。
事例3 子どもの感覚過敏に悩まされました。今も同じです。
事例4 親の私が障害を認めきれず、就業に失敗してようやく現実が分かりました。
事例5 引きこもり相談で初めて自閉症スペクトラムと診断されました。
事例6 うつ病で受診して自閉症スペクトラムが分かりました。
2 事例が教えること―不適応から二次障害へ

第II章 学齢期を振り返る―学齢期の苦労と課題
1 学齢期に深刻だったわが家の悩み
事例7 不登校を繰り返したわが子の学校生活│アキラくんの母親の語り
事例8 わが子のいじめられ体験│トオルくんの母親の語り
事例9 同級生を怖がり欠席ばかりで将来はどうなるのだろう? と悩みました。
事例10 LDがあり、宿題も試験勉強も全くしないので心配でした。
事例11 子どものトラブルの度に感情的になり、教師と衝突しました。
私の障害もあとで分かりました。
事例12 家族の理解や協力が得られず悩みました。
2 学校への疑問│親からの申し立て
Q1 運動会は参加させないといけないのでしょうか?
Q2 行事の度に不安を訴えます。説明しても言葉だけでは納得できません。
Q3 支援を嫌がります。学習は少人数指導がよいのですが受け入れません。
Q4 新年度に不安定になります。毎年つらい目に遭わせなくてはいけませんか?
Q5 朝起きられず遅刻ばかりです。学校が合わないのでしょうか?
3 学齢期に大事なこと―親は何をすべきか?

第III章 成人期の生活と就労―現状と今後への指針
1 わが子の現状と今後に望むこと―親たちへのインタビューから
ヤマトさん 男性、二〇代後半、支援学校高等部卒業
スグルさん、男性、三〇代、大学理系学部卒業
リュウジさん 男性、三〇代、大学文系学部卒業
サトシさん 男性、三〇代、大学文系学部卒業
マリエさん 女性、三〇代、短大文系学部卒業
2 就労はどのように実現したか―一般企業と介護施設へ入職した二人の経過
事例13 サトルさん 三〇歳
事例14 フミヤさん 二四歳
3 成人期の生活と就労を考える

第IV章 自閉症スペクトラムの医学と臨床
1 発達障害の広がりと診断基準
2 合併障害について
3 学齢期の不適応と成人期二次障害
4 診断と告知│何のために行うか? 説明はどのように行うか?

参考文献
おわりに
索 引

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