内容:
みなさんは「手話」を知っていますか?
最近はテレビで見かけたり、学校で勉強したことのある人も多いと思います。
では、手話は「聞こえない人たちのことば」であることは知っていますか?
2006年に国連で障害者権利条約が採択され、手話は言語であると定められました。
その後、日本でも手話言語法を制定する運動が広がっています。
国の法律はまだできていませんが、全国各地で手話言語条例が次々に成立し、 手話を言語として認め、手話を普及させる運動が広がっています。
手話は、日本語を手や指の形に置き換えたものでなくひとつの言語です。
外国語を学ぶような気持ちで楽しく学んでもらいたいと思います。
この本には、手話の動きをイメージするイラストがたくさん載っています。
手の動きそのものをイラストから理解してどんどん手話であらわしてみてください。
学校でまだ教わっていない難しい漢字もたくさん載せました。
手話には漢字の形をあらわすものがたくさんあり、聞こえない人に音であらわすひらがなより漢字の方が理解しやすい場合があります。
ふりがながふってあるので、たくさんの漢字を知るきっかけにしてみてください。
そして意味がわからなかったら辞書を引いて調べてみてください。
たくさんのことばを知り、様々なことに関心を持ち、疑問に感じたことは調べてみる。
それはあなたの大切な宝物となります。
この本を読んで、ぜひ手話サークルに足を運んでください。
そして、聞こえない人たちから手話を学んでください。
今まで知らなかった世界への扉が待っています。
たくさんの方が、この本を手にしてくれますように。
そして聞こえない人への理解が広がり、たくさんの人が手話という言葉を知ってくれますように。
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